旅行家 甲斐鐵太郎の自然博物誌 番外編No.02 剱岳と立山の展望に絶好の立山高原ホテル (7月19日撮影) |
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(副題)登山を終えて立山高原ホテルでの贅沢なくつろぎ | |
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写真(上)は剱岳と立山の展望に絶好の立山高原ホテル。 | |
写真(上)は立山高原ホテルの建物(立山登山を終えて宿でくつろぐのは贅沢この上ない)。 | |
写真(上)は立山高原ホテルテラスからの剱岳と立山の眺め(西の富山方面は夕日に燃えていて、東側の立山は赤く焼ける)。 | |
写真(上)は黒部平と大観望をむすぶロープウエイ(輸送力がここで落ちるので昇りも下りもここで渋滞する)。 | |
写真(上)は黒部湖ととローリーバス乗り場をつなぐトンネル(夏でもトンネルの中は涼しいので気持ちよい)。 | |
(本文)
立山高原ホテルは室堂から富山側に30分歩いた弥陀ヶ原にある。バスを使えば5分のどの距離である。剱岳や立山に登った後でゆっくりと身体を癒すために立山高原ホテルに泊まるのはいい。昨日今日と歩いた縦走路や剱岳や立山三山の頂上を眺めながら風呂につかり、食堂でビールを飲みむことができるからだ。 剱岳(標高2999メートル)は、富山湾からよく見える。山容は見間違えることがないほど明瞭であり、その黒い固まりは威厳に満ちている。立山に登っても、後立山連峰に登っても、剱岳はこの山域の主峰とも思えるほどの存在感だ。 この剱岳には、2度登ったことがある。3度目は雨と強風に難儀し、履いている靴の底が壊れてしまったので、山頂直下の一本橋の渡りで引き返すことになった。このとき、扇沢から前後して登っていた3人組の若い登山者がいて、難コースを選んでここまで登ってきたが、私と同じ場所で引き返した。剱沢小屋の夕食時に、途中から私の姿を見なくなったので、たぶん登ったのだろうと考えて悔しがっていたのだと聞いた。これが5年前のことであった。宿にした剱澤小屋は雪崩にやられて3度目の場所換えをしていた。剱岳にもっと近い剣山莊も雪崩にやられて小屋を建て直した。立山室堂から剱沢に乗り越す峠の剱御前小屋はずっと昔に火事に遭って立て直した。今年の夏のシーズンは、立山三山縦走の要所になる内蔵助山荘が雪による被害を受けて営業ができない。剱沢小屋では、熊の肉を特別に提供されて大いに喜んだことがある。混み合っているなか通常料金で個室を用意されて2泊したありがたい思い出がある。 2010年夏の登山でも登山靴が壊れ、剱岳を断念して立山で遊んでいた。宿は室堂の喧噪から逃れられる立山高原ホテルにした。この宿の部屋からの剱岳の眺望はすばらしい。立山の山もぐるりと見渡せる。風呂からもこれらの山を邪魔なしに見ることができる。登山を終えて立山高原ホテルでの贅沢なくつろぎは格別である。 立山(雄山)登山は室堂から2時間ほどで登り、下りも含めると4時間ほどで、行き来できる。ゆっくりした行程だと総行程8時間を見込むとよい。景色を眺め、写真を撮って、休憩を十分にという行程がよい。これが8時間である。6時間ではきついと思う。8時間を雄山への登山に当てて、富山か大町のターミナルへの行き来をする。時間が窮屈になるはずだから室堂平のどこかのホテルか山小屋に泊まるなどの計画になる。人それぞれに都合の良いスケジュールを組むことになる。 (写真と文章は旅行家 甲斐鐵太郎) (書き殴って読み返しておりません。誤字、表現の不適切さなどについてはご容赦を) |
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