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雨がつづいたのでヤマユリの花の多くは頭(こうべ)を垂れてしまいました(7月20日 執筆 横田俊英)
(副題)いろんなユリの仲間の花を見ますがやはりヤマユリが一番であると思います
ヤマユリ(山百合・やまゆり)の花が元気に咲き始めたのに梅雨末期の雨が何日かつづいたので、花はみな下を向いてしまいました。根本が緩んだのか雨で花が重たくなったためかよくはわかりません。7月17日の午後から降り始めた雨は20日の午後に晴れ間を見でたと思ったら夕方にはまた降り始めました。
散歩途中とはいっても写真をゆっくり撮っている気分の余裕はないのですが、せっかくだから頑張って7月20日正午過ぎにパチリパチリとキャノン・イオス・キス・デジタルの一眼レフを動かしました。このカメラはよく写るんです。色を良い意味で上手に補正しますし、暗部も適当に明るく補正するので、できあがった写真には満足です
。
雨がつづいたのでヤマユリの花の多くは頭(こうべ)を垂れてしまいました。10輪も花をつけたのは特に駄目で地面にはいつくばってしまいました。
いまは百合(ユリ)の花が咲く季節であるようで改良種を庭で咲かせている家があります。オニユリの花も咲いております。甘草(かんぞう)もちらりほらりと見えます。いろんなユリの仲間の花を見ますがやはりヤマユリが一番であると思います。このヤマユリの花も条件がいいものは大きな花をつけます。貧弱な小さな細い花をつけるヤマユリもあるのです。
咲き始めたヤマユリの花粉はウンと鮮やかな赤ですが、しばらくするとこれが薄れます。ですから図鑑などのヤマユリの花をみてそれを絶対化してはならないようです。図鑑は印刷物ですから写真の色を厳密に再現したものではありませんし、その写真がまた咲き始めのヤマユリの花なのか盛りを過ぎた状態なのかで色合いが違ってくるのです。
散歩道の先にある相模ダムは7月19日夜には満杯になっていて、フル放水をしておりました。この日、長野県の岡谷市では洪水がありましたが、岡谷市の川は諏訪湖に流れ込んだあとに天竜川になります。相模川の上流部は桂川などで山中湖は桂川に流れ出て相模川になります。富士山に水は何割かは相模川に流れ出るのです。
この季節、山に登ればクルマユリ(車ユリ・くるまゆり)が咲いております。小さな朱色の花びらが大きく後ろに反っているユリです。
ヤマユリの花はそのうちに撮ろうと考えていたところ雨で茎が倒れてしまっておもしろくない状態になっていました。そのような花を撮影していて崖の上を見あげたら沢山のヤマユリが満開の花をつけて放列しておりました。人が手折れないような場所にあるからなのでしょうか。シャーロックホームズでは崖のしたにユリの花が咲いていたような記憶があります。
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