サイクリングの部屋 |
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サイクリングスポーツ自転車関連の記事とその内容。
黒のミニベロ・20インチ自転車の製作
ミニベロ用20インチホイール組み立て始末記
20インチ用フレーム比較
ハンドメイド自転車フェア 見学記
イタリアン・ロードを作る
24インチMTBについて
自転車部品の購入記録(I社を中心にして)
自転車部品の購入記録(A社から)
N店にて自転車部品を購入@
N店にて自転車部品を購入A
自転車部品の委託販売
自転車とカメラの接点 「レモン社でライカM6を買いなさい」 カメラは撮るために持つのではない
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ハンドメイド自転車フェア 見学記
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1997/2/23(木)記
自転車文化センターの「ハンドメイド・バイシクル・フェアー」の最終日に足を運ぶ。目的は20インチ車パーツアッセンブルの参考のためであるが、Yanagisawa、東叡、ラバネロ、ケルビムなどに見るべきものがあった。
以下は発見に属するものである。
1、三信フロント・ラージの穴なしハブ
何年か前の世界選手権で稲村、斎藤がタンデム・トラックで優勝したときのマシンに使われていた。
2、MTB用のスライドピラー 前同、後ろの斎藤が使用していた。従って強度はあるものと推定できる。
3、ケルビムのデモンターブルは特殊な継ぎ手を使用、20インチ用。
4、ラバネロの20インチはセンタープルのシマノ600ブレーキを使用。直付け加工はなし。アッセンブルは主に初期のデュラエース。ハブ前後ともラージで28ホールリムを使用。タイヤは35o。この自転車は荷台を付けていないことと、トップチューブが長いことなどもあってスマートである。フロント・チェンジは初期型のデュラエース。何の変哲もこだわりもなく付けていた。フロントチェンジはケルビムがシートチューブに補助のチューブを付加してそれにセットしていたのを除くと、もう一台のラバネロはニュー・デュラエースを、アマンダはシュパーブプロを普通
にセットしていた。
5、Yanagisawaは700Cの1ないし2泊程度のツーリング車を展示。
私はこれをグランプリに推した。色はメタリックのグリーンがかった金。私のブルーのスポルティフに構成が非常に似ている。クラウンやラグの構成なども。
この自転車は現在入手可能なパーツをアッセンブルの前提にしているということだ。センタープルブレーキはダイアコンペ、短い弦巻ばねを用いて直づけ工作をしていた。同じセンタープルでも東叡の黒の470oランドナーは長い弦巻ばねの直付け工作。このブレーキ、似てはいるが違うものである。
会場にあったスポルティフはこのYanagisawaだけということもあって、特に気にかかったのかも知れない。フレームサイズは540oから550o位
であった。フロントキャリアは特別製でフレームと同じ色に塗られていた。チェーンホイールはTAのトリプルでインナーは26T、アウターとミドルは歯数の差が少ない。フロント、リアともチェンジャーはカンパのニュータイプ(現行モデル)ハブはシマノと中級モデルのアルテグラ、ステムはクロモリパイプの自家(オリジナル)タイプ。サドルはサンマルコのロールス。パイプはレイノルズ531。
6、東叡の470o黒塗りランドナーと東叡470oミキスト。
この2台は多分ニューサイクリングに登場する中堀剛君のオーダー車であろう。フレームの価格は共に26万円を少し越えていた。黒塗りのランドナーはフレームサイズが小さいうえにキャリア等がごちゃごちゃしていて恰好はよくない。同じ470oフレームであればミキストがよい形になることを物語っていた。
7、Watanabeの50歳の男性用泥よけなし700Cチューブラー・ツーリング。
この車、ビルダーの乗り物のようだ。外見はロードといってよい。カンパ・レコードの50周年モデルで組み上げていた。カンパ・レコードはシートピラーが一番恰好いいと思う。今時のパーツは今時に来に成り過ぎて、まだ私の目に馴染まないので、少し古いカンパレコードが落ち着いて見える。またフレームも楕円だの、蛍光塗装だの、というのを並べて見せられるとトラディショナルなのがとてもよく見える。このタイプの自転車は私の場合ZUNOUの545oロードである。現在的視点から見るとZUNOUロードもトラディショナルなものであり、フレームの基本設計はWatanabeと同じ内容である。
トッピックス
その1 コンピュータによるフレームスケルトンをしてもらう。
股下サイズや腕の長さを参考にしないで身長173pで、輪行ランドナーとして設計してもらったので、普段乗っているサイズより小さいものになった。私の股下サイズは82pであり、サイクルスポーツに出ていたマウンテンバイクの有名レーサーよりも大分長いことを発見した(知っていた)。だから今日寸法を出して貰ったのは参考程度に過ぎない。私のポジションの割り出しはハンドル位
置がまず第一になり、それから全てが始まる。
その2 スポークサイズの計算方法を教わってくる
3Fの相談室で計算方法を教わり、計算式のコピーをしてくる。
ハブおよびホイーる談議をする。ラージハブは割れることがあると言っていた。ただし割れてもすぐ使い物にならなくなる訳ではないという。ラージの雰囲気もまた捨て難いものがあるのも事実とも。リムはニップルの馴染みがあり、ニップル穴の形状が一定ではなく、また変形が部分的に生じるので組み上げ後の再調整が普通
は必要になるとのこと。ニップルのどの程度までスポークがねじ込んであればよいかというと、理想はちょうど頭のところまでということであるという。頭が出ているとこれがチューブを突くことがあり、パンクの原因になる。頭は出ていたらやすりでこする方法があるのだという。ニップルのねじ山にちょうど一杯に収まっていると狂いが少なくなるのだという。ただしメーカー車などのホイールはニップルに2o位
すき間が出ていることがあるということだ。
ホイールを組み上げる前に軽い油、例えばCRCなどをよく吹きかけておくといろいろといいことがあるそうである。例えば締め具合が分かりやすいとか、リムのホールによく馴染むとか、交差したスポークがよく滑って組みやすいとか、ニップルの回転がよいとか。
その他、スポークのテンションについては均一に出すことはとても難しいのだという。テンションメータ(ゲージ)を使ってもそういうことだという。リムのニップル穴が必ずしも等間隔ではないので、リムの振れを取ろうとするとこの部分のスポークのテンションが緩くなったり、きつくなったりしてしまうからである。
スポーク長は、一般にフロントに対しリアのレフトが1o、フリー側のライトが2o短くなるということで、おチョコのでるフリー側に対してフロントとリアのレフトは2o長いものを統一して使うという。
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イタリアン・ロードを作る
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1997/4/6記
フレーム(超特価) XXXXX円
ホイール 在庫
チエーンホイール
クランク 1200円
44T TA 3200円
27T TA 1300円
W用ピン 750円
クランクピン 300円
BB シャフト 1100円
ワン 八田 700円
ベアリング 300円
ブレーキ 600EX3000円
変速機
F スプリント 500円
R 9000 1000円
レバー オーレ 1500円
ステム 2000円
ハンドル 1000円
シートピラー 800円
サドル 2000円
ブレーキワイヤー 600円
チェンジワイヤー 300円
ペダル 1850円
リア電気リフレクター1000円
X 10000円
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24インチMTBについて
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1997/4/17記
MTBを買う。24インチ、スポルディングの39800円の品。車に積んで行って、魚野川の毛戸沢のアプローチに使うと便利だと思う。置き場に困る。結局、Fさんにプレゼント。9800。
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自転車部品の購入記録(I社を中心にして)
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1997・2・8(土)
明日は両国のI店の2月の決算セールがあるので何か必要なものを買ってこよう。候補はシュパーブプロのチェンジレバー、超小型輪行袋、他。予算は多くても一万五千円。
1997・2・9(日)
両国のI店に12時前に顔を出す。
買ったもの
1、ハブ カンパニョロ MOZZI NUOVO TIPO FLANGE PICCOLE カップ・アンド・コーン 36H 100・126o
価格 8500円
2、ハブ サンツアー サイクロン7000 シールドベアリング リアはハイ・ロウ フロントはスモールに小さな穴が開いているタイプ 36H 100・126o
価格 3500円
3、ハブ サンシン カップ・アンド・コーン 茶の混じったグレーのアルマイト仕上げ
ラージ・フランジ 28H 100o
価格 1000円
4、チェーンリング インナー38T サンツアーシュパーブプロ
価格 1500円
5、チェーンリング インナー38T サンツアーシュパーブプロ
価格 1500円
6、輪行袋 オーストリッチ EME E10 定価5700円
価格 2850円
以上合計18850円(税抜き)
カンパ・ヌーボスモールハブは通常12000円で販売されているものである。定価は12500円。廃番モデルだ。腐ってもカンパということばがあり、この前は町田市のI店でRデレーラー(定価18600円)を4500円で買ってきた。
ヌーボのベアリングが前は軽く回り、リアが渋いので専用スパナで調整を試みるが渋さはそのまま。いじらないことにする。別
のカップ・アンド・コーンをいじってみる。古いハブはグリスが硬化しているので交換しておくのがよい。また安いハブはよいグリスを使っていないから品質のよいものに交換しておくことは悪いことではない。
同じことで使い込んだホイールのハブはグリス交換が必要であるということだ。
一連の作業を通じてリアエンド幅を変更する方法を一応理解する。こうなればリア・エンドの120oでも126oでも何でも持ってこいということだ。
1997・2・10(月) 昨日は昼寝をしなかったので朝までよく寝られた。昨日はちょと買い物をし過ぎた。自転車についてはハブは豊富にあると思っていたが、案外に少なかった。チネリの黒ステムは3本あるはずなのに80oが1本見つかっただけ。残り2本はどこへ行った。
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自転車部品の購入記録(A社から)
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1997/2/21記
ペダル シルバンツーリング 黒 2200円
ボルト 丸環ボトルケージ用ステン30円×6個 180円
バインダー ニューサイクリング用3冊×450円 1350円
消費税 110円
以上合計 3840円
1997/3/15記
ブレーキ シマノ・アルテグラ ラージ 沈頭タイプ 8500円
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N店にて自転車部品を購入@
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1997/2/23~24記
1、ニップル回し 800円
2、発電式ランプ 2600円
3、ちかちかランプ・リア 1200円
4、たいこ型ブレーキワイヤー 600円
5、ブレーキワイヤーセット 600円
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N店にて自転車部品を購入A
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1997/3/27記
チェーンリング シュパーブプロ165 48 39 5300円
BB シュパーブプロ シールド 4900円
マファック ブレーキシュウ300円×16セット 4800円
サンデンリアランプ 1000円×2個 2000円
シマノ6段ボスフリー 1300円
インフレータ SSK 800円
ミニマグランプ止め 400円
タイヤレバー 300円
予約 ヌーボ28Hリアハブ 20インチ用 6000円
ヌーボについては前後を買ってセットで組んでもいいと思っている。前後で12000円。
リアエンドは120oに変更。
今日はチェンリングとステムを買おうと思って足を運んだ。カンパには古くはヌーボしかなかったのだという。しかし私はお茶の水にあったシブラックでレコードをホイールセットで高額で買っている。ハブだけで20000円にはなっている勘定であった。
マファックのブレーキシューは面白い買い物。これでマファックは心置きなく使える。古いカンパもマファックもブレーキシューをゴムの部分だけ交換できるのがなかなかいい。これがよくて買ったのだ。
ついてはカンパのシューも買って置こう。
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N店にて自転車部品を購入B
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N店にて自転車部品を購入B
1997/3/29記
チェーンリング シュパーブプロ165 48 39 5300円
BB シュパーブプロ シールド 4900円
ハブ 2000円
シマノ5段ボスマルチフリー 1000円×2個 2000円
シマノ6段ボスフリー 1300円
(返品28H Fハブ2個 3500円 7000円)
合計 8500円
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自転車部品の委託販売
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1997/9/28記
リアメカ
・ユーレ ジュビリー 20000円
・ユーレ サクセス 12000円
・ユーレ 3800円
・サンプレ ロング 5000円
・サンプレ 3500円
・オフメガ 3800円
・カンパ 15000円 Fメカ
・サンプレ 2600円
・サンプレ 2600円
・ユーレ 3500円
・ユーレ 3500円
・ユーレ 5000円
・ユーレ 5000円 ブレーキ
・マファック コンペ 14000円
以上約80000円
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自転車とカメラの接点
「レモン社でライカM6を買いなさい」
カメラは撮るために持つのではない
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カメラマニアというのは写真そのものはもちろん好きだけれども、それよりもカメラがもっと好きなのである。
好き者、マニアは世の中に結構いるもので、そのひとつに自転車好きがある。
自転車好きになると、一人十台の自転車を保有するのは珍しくなく、その一台の平均価格が三十万円ほどというと驚く人は多いであろう。一台三十万円という値段は、少し上等の部品を細かにサイズ指定して製作したフレームに組み付ければすぐ達してしまうものである。その意味では常識的な値段であるが、その道に通
じない者にとっては驚くような数字になってしまう。そして好き者の家には自転車が自己増殖して何時の間にかそのような値がさの自転車が軽く二けたに達してしまう。
かような自転車オタクが集まる店に顔を出していたら、カメラを買いたいということで訳知り風の人間をまじえた会話が聞こえてきた。
「ライカを買いたいけれど何を買えばいいですか」
と唐突にある男が声を発した。
その男は店にいた一人の男がライカ通であることを知っていて、誰にということではない質問を投げかけたのである。
間髪を入れずにライカ通の男は答えを返した。その間の取り方といったらまことに見事なものである。
曰く
「銀座のレモン社にいってM6を買いなさい」
「レンズは三十五ミリです」
「五十ミリを買ってはいけません」
質問した男はその言葉を聞いてそれ以上深い質問はしなかった。
世の中にカメラ好きは多く、そのカメラ好きは絶えずこの世に登場してくる。どんな世代の中からも一定の割合でカメラ好きが生まれくるものらしい。だから古いカメラが市場で値が付き、取引される。
ライカというカメラはカメラ好きなら一度は手にしたいカメラであるものらしい。一台のライカが市場で二十回も取引されることはざらにある。十万円が二十回取引されると二百万円をカウントすることになる。ライカというカメラは腐っても鯛で、壊れたものにも半端でない値が付くし、部品だって使い回しされるのである。
かつてのライツ社、現在のライカ社のカメラほど、製造されたものが徹底してリサイクル市場に流れる商品はない。これはすごいことである。
そういえば絵画や芸術品、骨董品も同じである。そうするとライカのカメラとはそういう性質の商品であったのだろうか。
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