「日本計量新報」今週の話題と重要ニュース(速報版)2018年7月12日号「日本計量新報週報デジタル版」 2018年7月1日以後の気になるニュースです。(計量計測データバンク デイリーニュース) |
日替わり情報「デジタル計量ニュース」2018年7月11日の気になるニュースです。 豪雨被害 162人死亡 56人安否不明。NHK NEWS WEB。7月11日 12時16分。 |
夕暮れどきの高山市古い町並み2018年6月23日、18:06:44 この店は飛騨牛で有名であり中国人はレストランで食事する。 |
エー・アンド・デイ森島泰信社長に聞く。「測ることに集中してビジネスを構築する」。2018年3月30日にインタビューしました。 |
〈NMIJ計量研修センター〉2018年6月20日 2018(平成30)年度指定検定機関講習 (非自動はかり、燃料油メーター)の受講案内 講習時期:2018(平成30)年9月4日(火)から9月6日(木)(非自動はかり・燃料油メーター共通) 受講申請書提出期間:2018(平成30)年6月20日(水)から7月13日(金) (最終日必着。ただし、最終日前でも定員になり次第受付は終了) |
計量器コンサルタント協会
平成30年度研修見学会を7月10日(火)にタツノ横浜工場で実施 http://www.keiryou-keisoku.co.jp/soukai/kei_con2018.htm |
社会の統計と計量計測の統計【分類13】日本の計量法と計量関係法規 |
計量器コンサルタント協会
平成30年度研修見学会を7月10日(火)にタツノ横浜工場で実施 計量器コンサルタント協会平成30年度定時総会6月22日(金) 午後如水会館で開く 日本硝子計量器工業協同組合 第67時通常総会 2018年5月30日、日本出版クラブ |
私の履歴書 高徳芳忠(たかとく・よしただ)(日本計量新報デジタル版) 神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録 -その17- 千葉製鉄所管理部熱管理課に 「千葉製鉄所管理部熱管理課に勤務を命ず」という辞令をもらい、「特急つばめ」で東京に向う |
私の履歴書 高徳芳忠(たかとく・よしただ)(日本計量新報デジタル版) 神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録 -その17- 千葉製鉄所管理部熱管理課に 「千葉製鉄所管理部熱管理課に勤務を命ず」という辞令をもらい、「特急つばめ」で東京に向う 千葉の熱管理課へ 就職を決める時は好景気であったが、入社してみると不況になっていて、本社葺合(ふきあい)工場の平炉が休止したため、製鋼の現場実習は西宮、知多での実施となっていた。安全靴とヘルメット姿に若干の誇りを感じながら、高熱、強筋の実習に励んだものであった。 当時は、温度計もカーボン分析も不安定であったり、長時間を要したりしたものだから、電気炉での溶鋼の温度は丸棒の溶け具合で予測するとか、汲み取った湯(溶鋼)から出る火花の飛び方でC%を看るベテランにも会えた。 2カ月の実習を終えて後、「千葉製鉄所管理部熱管理課に勤務を命ず」という辞令をもらい、「特急つばめ」で東京に向かった。 中学生の頃、工学部を志して以来、やっとその念願が叶っての旅立ちである。 大阪駅までは母が見送ってくれた。「同胞のため、世界の人類のために働くのだ、人のために役立つ事こそがわが使命なのだ」と、胸に燃えるものを感じていた。 5人の同期の仲間 石炭をはじめ多量のエネルギーを消費する製鉄所では、操業上で熱や燃料を上手くコントロールする技術が必須であり、そのために熱管理課が置かれていた。それらをコントロールするために、様々な温度計・流量計・圧力計等の計測・計量機器が用いられていた。 これらの調査研究から保全整備に当たる所は、計量掛や計量整備掛と呼ばれ、約350名の集団が在籍していた。2年前に工場実習でお世話になったところでもあり、その時同じ旅館で過ごした方も1年先輩として在籍しており、いろいろな場面で新入社員の私を指導してくれた。 同期では5人が熱管理課に配属され、寮も同じであったので、帰ってからもあの部屋この部屋で語り合い、楽しい毎日であった。給料日の週末になどにはホテルのレストランで食事を楽しみ、お互いの身近な出来事を話し合った。見合いの話やら、寮を出て住む家の相談やらも話に出た。 これらのことは、当時有益であったし、今思い出しても懐かしい。 人生の目的は人と交わること 余話となるが、私は川鉄を退職し、人生の大きな転換期ともなったこの10余年をも含めて、昨今は人と人の出会いと、お互いの気遣いについて考えている。 何も分からない一人の人間が、出会いによって、いろいろなところに導かれ、教えられる。その結果は、当初本人が思っていたところとは全く異なっているところもあるが、やはりこちらの方が良かったのだと思っている。 私は、出会った人には出来る限り丁寧に接しているつもりでやってきたが、後から考えて充分でなかった事を悔いることも多い。 従って全体としては「皆さんのお陰です」との感謝の念に終わっていて、実に快い、素晴らしい人生であると実感している。 一般的には、「人生の目的とか、希望とは」と聞かれると、やれ「メーカーに就職する」とか「物造り」とか生意気な事を口にしてきた。しかし昨今では、そんなことは一つの方向であって、目的とは「人と交わること」とか「絆を保つこと、関係をつけること」なのではなかろうか、と考えるにいたっている。 人間はそれほど先は見えないもの。それよりも今日、明日を充分に思い煩うことが大切ではないだろうか。そんな事を考える昨今である。 (つづく) |