キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
計量計測のエッセー
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
よくつくられたシリコン球は物質量を数えるのに役立ち、シリコン
球の質量を求めることでプランク定数hを精度良く速定位できる。
シリコン球とその外形測定と質量測定によってプランク定数hに
もとづく定義を体現するキログラムを実現できる。
(タイトル)
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
(本文)
質量の単位キログラムの定義が改定された。適用される日は2019年5月20日である。新定義は「キログラムの大きさは、プランク定数hの値を正確に6.626 070 15×10-34 J sと定めることによって設定される」である。これまでは国際キログラム原器の質量を1キログラムと定義していた。
国際単位系(SI)の7つの基本単位のうち質量の単位キログラムだけが物理定数などに関係づけた定義になったいなかった。この難題に挑んできたのであった。国際キログラム原器よりも精密な標準を確立したうえで物理定数によって規定することが実現した。
新定義を満足させる形で実現した精密さの度合いは、国際キログラム原器の質量安定性である50 µgであったのに対して10 µgである。
取り組まれてきた計測実験を踏まえて、科学技術データ委員会(CODATA)は、(8つの高精度な測定値に基づいて)プランク定数の調整値(CODATA-2017 、6.626 070 150(69) ×10-34 J s)を決定した(括弧内の数値は最後の桁の標準不確かさを表す)。CODATA-2017の精度は1.0×10-8(1億分の1)である。この精度は、1 kgに換算すると10 µgであり、国際キログラム原器の質量安定性である50 µgを大きく凌ぐ。
このようなことで「質量の単位キログラムがキログラム原器の質量」から解き放たれて、物理定数によって定義された。
メートル条約が世界11カ国によって締結されたのが1875年(明治8年)5月20日であった。それから144年を経て質量の単位キログラムが物理定数によって規定されることになった。
5月20日は国際メートル法記念日である。国際度量衡委員であった飯塚幸三博士が提唱して決められた。日本のメートル法推進の息吹を知る飯塚幸三博士であったればこそのことである。
上のことは2018年11月16日に開かれた第26回国際度量衡総会の決定である。キログラムの定義の大変更があったほか、電流、熱力学温度、物質量の各単位も定義が改定された。
2018-12-16-kilogram-satisfies-the-new-definition-and-increases-accuracy-from-50µg-to-10µg-article-editorial-
(不適切な表現などについてはご容赦ください)
計量計測のエッセー
計量計測のエッセー
( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)
計量の教養こそ身に付けるべき課題だ
写真は本文とは連動しない挿絵です。
夏に咲く広い花の綿帽子。
0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量をもたらす
写真は本文とは連動しません。
月と木星や土星はときどき接近して見える。
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す
副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚
ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー
学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す
副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方
「計量計測データバンク」日替わり情報と週報デジタル版(過去のデータ)履歴
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey)
├
├
滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた
├
├
京都三条の街は気詰まりで滅入る
├
├
神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ
├
神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ
霧ヶ峰 雪景色
秩父札所二十四番 光智山法泉寺
6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る
正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった
上高地 晩夏
風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません
川崎大師平間寺で願い事をする
霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。
霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色
霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原
霧ヶ峰高原 晩秋
和歌山市加太港の浜に立つ
山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。
ダイヤモンド富士
酉の市(おとりさま)
浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた
旧塩山の恵林寺界隈を見物した
仙台藩と青葉城
カラスウリが赤くなって秋です
スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey)
「計量計測データバンク」日替わり情報と週報デジタル版(過去のデータ)履歴