新 野鳥歳時記メジロ(目白、めじろ)
新 野鳥歳時記メジロ(目白、めじろ)
梅の花はメジロやヒヨドリに蜜を吸わせることによって受粉します。蜂などの昆虫がいないときの作戦です。
メジロの体色は和菓子の「ウグイス餅」の色といえばわかりやすいでしょう。綺麗な色で黒く小さなとがった嘴(きちばし)で冬場には木に残されている柿の実などの果実などをつついて蜜を吸います。子虫なども食します。
メジロはどこにでもおります。皇居にはたくさん住んでおりますから都心の街路樹でも飛び交います。
1月になって冬の野鳥探しておりますと、チィー・チィー・チュ・チィー・チィーと鳴き声を交わしあいながら数羽のメジロが椿の花の蜜を吸っておりました。メジロは留鳥ですから春夏秋冬一年中みることができる野鳥です。
メジロは1羽で行動することはまれで大概は数羽で群れをつくって行動します。つねに細かな動きをして木から木に渡っているので、メジロが電線に並んでとまって目白押し状態になっているところを私はみたことがありません。
小さな体で暗緑色の味わいのある渋い体色で、目には白い大きな縁取りがあります。名前の目白(めじろ、メジロ)はここからきております。
新 野鳥歳時記メジロ(目白、めじろ)