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郡上おどり2025と長良川の水遊び
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郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
夕暮れの宮ケ瀬橋の直ぐ先には屋台があり、踊りの長い行列がつながる。コンサートのスタンドでの身振りと類似なのか、白山信仰のここでは精霊に心を捧げる。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
屋台には歌い手。笛に太鼓、そして声のお囃子。レコードやテープやCDではなく全て生演奏。これを拡声器で会場に流す。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
新町通りの古民家と提灯。向こうには山がある。ふくらはぎや土踏まずに湿布を貼って何日も踊る。甚平も清掃に近くなっている昨今。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
浴衣を着ない踊り手が三分の一。遊び気分で旅行者が気軽に参加して見よう見まね。というよりも良く知っている身の振り方。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
8月16日の徹夜おどり会場となる本庁は14にはお休憩。大きな盆提灯が郡上の象徴。古い酒屋さんには大びんのビールは置いていなかった。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
街灯が点き徹夜おどり会場に通じる宮ケ瀬橋に人が集まりだした。この日の踊り会場は新町~橋本町。この橋の上で休憩して朝まで踊る人がいる。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
2025年のお盆に郡上市の吉田川を見下ろす特別な宿に泊まった。雨続きの増水で昨年の同じ時期に大釣りをしていた鮎は全く駄目。
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
川の流れに喰み鮎ひかり郡上おどりの夏が来る。鮎が浅瀬の岩盤の水苔(みずごけ)を喰む(まむ)ときには身体を横にして口(くち)を大きく開いて身を小刻みに激しく震わせる。岩盤の苔が削がれて一筋の線が残る。
(タイトル)
郡上おどり2025と長良川の水遊び 森夏之
(本文)
川の流れに喰み鮎ひかり郡上おどりの夏が来る。鮎が浅瀬の岩盤の水苔(みずごけ)を喰む(まむ)ときには身体を横にして口(くち)を大きく開いて身を小刻みに激しく震わせる。岩盤の苔が削がれて一筋の線が残る。鮎が大きくなるほどにその一筋は太くなる。雨上がりの増水の後に何日か日照りが続くと新鮮な水苔が着く。鮎は夢中になって苔を喰む。岩盤には幾筋もの喰み跡が付きやがて磨かれたようにピカピカになる。盛夏、川はこの夏の最高の状態となり鮎はわれを忘れて苔を喰む。
郡上おどりは郡上市の中心部である長良川の支流の吉田川が流れる商店街で行われる。8月13日、14日、15日、15日は徹夜おどり。午後8時前に始まった踊りは空が白む まで続く。
昭和40年ころ、名古屋に出た青年が里帰りしてお盆を過ごす。昼に長良川でアユ釣りをする。釣った鮎を漁協や仲買人に渡す。一日の稼ぎがひと月分の給料と同じほどであることは稀ではなかった。会社勤めのアユ釣りの名手は仕事前と仕事後にアユ釣りをして本格四駆のパジェロを買った。郡上市の民宿・奥美濃荘にアユ釣りのために滞在していて本人に直接聞いた話である。郡上のアユは特上の美味しさ。郡上市唯一のシティーホテルの吉田屋が提供する天然アユの塩焼きは小さめのもので一尾1,200円。ウナギが専門のレストランでありお盆の時期には直ぐに満席となりウナギは品切れとなる。吉田屋に宿泊して入浴しているとウナギを仕込むときの蒸し釜のにおいの強烈さにむせ返った。
郡上市や旧白鳥町が賑わったのは昭和30年代。林業ほかが盛んで駅前の人通りは大変なものであった。昭和40年代に学校の同級生であった友人はこの地に戻って農協に勤めた。私はスルメイカの刺身なら喜んで食べるがその人はモンゴイカを美味しいと言った。惜しいかな40台で病死した。郡上をお盆に訪れるのはその人への供養だ。曽我君という人であった。下の名前は伏せる。学校ではジャンボという愛称で呼ばれていら。経済学部でして法学部の私と同級になった。その後私は経済学部にも席を置いた。
2025年の郡上八幡も白鳥も駅前や繁華街の商店は翳(かげ)っている。消費の規模が一定だとするとスーパーマーケットやホームセンター、コンビニが増えれば旧来の商店の客足は減る。林業と農業が主な産業であった地域は第三次産業が主産業になった今の時代には翳りを見せざるを得ない。人口減少は必然であるかのように地域を襲う。日本は7000万人の人口による経済の国に進んでいる。郡上市と高山市はともに同じ状況にある。この二つの街は将来の日本の姿を早くから体現しているのだ。鳥取と島根の両県の人口比率はヨーロッパのそれなのである。日本の人口は世界の70分の1。世界の70分の1の経済によって人が健やかに暮らす国の在り方を目指すのが良さそうだ。
2025年のお盆に郡上市の吉田川を見下ろす特別な宿に泊まった。雨続きの増水で昨年の同じ時期に大釣りをしていた鮎は全く駄目。長良川の本流に潜って遊んでいた同行者の親子は浅瀬に鮎がたむろしてせっせと苔を喰むのをみた。これを近くにいる釣り人に知らせるとその人は場所を移動した途端に立てつづけに7尾を掛けたのであった。
郡上市の盆おどりと長良川のアユ釣り。寂れた街と釣況の悪いなかにもドラマがあった。
2025-08-16-gujo-dance-2025-
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 旅行家 甲斐鐵太郎
essay and journey(essay of journey) by kai tetutaro
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