無辜(むこ)の人を罪人にする検察官の社会構造
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無辜(むこ)の人を罪人にする検察官の社会構造 執筆 横田俊英
無辜(むこ)の人を罪人にする検察官の社会構造
村木厚子・元厚生労働省事務次官が勤務していた厚生労働省
(タイトル)
無辜(むこ)の人を罪人にする検察官の社会構造
(本文)
ある正しいことがあって、それを学び覚える、ことを学校に通って覚えることだと思うようになる。知識修得の方法は真似ることであるようにみえる。学ぶは真似ぶが変じたのだとういうが疑わしい。文字の読み書きは寺子屋で教えた。寺子屋では算盤の弾き方も教えた。初等の教育はそういうことである。
寺子屋でやられている学び覚えることを法科大学院までやって、正解をだして、回答型の定型的な文章を作成すると法曹の資格が与えられる。寺子屋に始まって20数歳まで前頭葉の一部だけを働かして学び覚えることだけをしてきた人に欠落するする事柄は何か、を考える。そのようにしてできあがる人は備わっている事柄と欠落しがちが事柄は何であるか。
法律に書かれていることを良く覚え良く知り、その知識を用いて法曹業務をする。日本の法曹業務は検察が決めたことがそのままに通る構造になっている。検察の決定にはある種の意図が紛れ込む。
村木厚子が厚生労働省雇用均等・児童家庭局長であった2008年、障害者団体向け割引郵便制度悪用事件逮捕・起訴された。証拠を改ざんして事件を演出したのは大阪地検特捜部主任検事の前田恒彦である。村木厚子が社会・援護局障害保健福祉部企画課長時代に、自称障害者団体の凛(りん)の会にニセの障害者団体証明書を発行し、制度を使って安い郵便料金で郵便物を発送させたとして罪に問われた。村木厚子は事実に絡むことはなかったのに前田恒彦は村木厚子のフロッピーディスクのデータを書き換えるなどして事実をでっち上げた。事件があればどのような手段を講じてでも犯人をつくりだそうとする検察の体質が前田恒彦に染みついていた。検察は描いた筋書きに事実を従わせることをする。
担当検察官である國井弘樹は、前田恒彦からフロッピーディスクのデータ改ざんを知らされていた。事実を知った半年後の2010年1月30日に、当時の特捜部副部長の佐賀元明に報告したと2011年9月27日の公判で証言している。同年10月5日の公判では、2010年2月1日に当時の特捜部長大坪弘道に呼ばれ「どうして報告しなかったのかと叱責された」と証言した。2010年2月2日には「これはもみ消しではなく危機管理だ。この件はミステークで行くからな」と大坪弘道が指示したと証言している。2010年9月10日、大阪地裁が無罪判決。2010年9月21日に大阪地検が上訴権を放棄し村木厚子の無罪判決が村木厚子の確定判決した。
村木厚子は、目立つような存在ではなかったが障害者問題を自身のライフワークと述べ、人事異動で担当を離れた後も福祉団体への視察を続けるなどしていた。姿勢が低く物腰が柔らかい官僚には珍しい人柄である。高知県出身。土佐中学校・高等学校を経て高知大学文理学部経済学科に進む。社会保険労務士の父の背中を見て育ち、大学卒業後の国家公務員上級試験に合格して1978年に労働行政を管轄する労働省に採用されている。無罪が確定したのち厚生労働省事務次官として復職する。厚生労働大臣は長妻昭であった。
厚生労働省の障害者郵便制度悪用事件をめぐって法曹の資格者の検察の検事と国家公務員上級職とが登場する。ともに正解をだして回答型の定型的な文章を作成することで与えられる立場である。検察官は何時しか普通の人が検察の描いた筋書きによって事実をねじ曲げて人を罪人にしてしまう人になる。
幼い頃は人見知りで対人恐怖症(本人談)の読書好きな少女だった村木厚子は、冤罪裁判の刑事補償金を社会福祉法人南高愛隣会に寄付し、このお金が元になって共生社会を創る愛が創設された。2015年4月8日には天皇と皇后のパラオ訪問に同行、10月1日付で事務次官を退任した。
障害者郵便制度悪用事件で無辜(むこ)の人を罪人に仕上げようとした検察官たちの出身大学は慶応大学、岡山大学、中央大学、専修大学などである。検察の世界は必ずしも東京大学一辺倒ではない。検察は小沢一郎の資金管理団体である陸山会の帳簿記載の小さな誤りを突いて陸山会事件をつくりあげた。安倍晋三のモリ・カケ・サクラに比べれば取るに足らないことを事件にして秘書を有罪にした。検察の世界では小沢一郎逮捕と有罪判決は金星、高級官僚である村木厚子は銀星に相当する。金星、銀星は手柄であり出世にからむ。片方では政治権力とのからみで手柄を狙う。日本の悪の構造が見え隠れするのが検察の世界である。
知識がなければ法曹の資格を得られない。知識がなければ上級職の公務員にはなれない。知識は学校で獲得できると勘違いするから人は子を学校に送り込む。知識が収入をもたらしより増しに生きる術だと考える。名の知れた学校は仕合わせへの入り口である。職業社会にでてみると仕事にも会社にも世の中にも馴染めない自分が丸見えになって驚愕する。そのような人が一定の割合でいる。役所という仕事場では隠れ蓑が役員臭さ丸出しの官僚主義である。
ゲーテは教師を家に呼んで知識を得た。学びの場は学校ではない。知識を学校でえることに限定することはない。インターネットに東京大学、京都大学、東北大学の教員たちの授業が公開されている。図書と生身の教員に頼っていた専門分野の知識がインターネットによって手軽に短時間に確実に得ることができる。世に教養人として名高い養老孟司がいう。学科学習は家でやればよい。学校は人と交流する場である。生徒を一日中机に縛り付けておくことは虐待である。
人は人体と頭脳の内側から湧き上がる意欲によって生きている。内側から湧き上がる意欲ではなくて、外側から強いられる枠に嵌(は)められて身動きしていると頭脳と身体が壊れる。冤罪をひきおこす検察官は頭脳を痛めてしまっていたのである。
日本はやがて7千万人の人口になる。5千万人にはならないだろうがなるかも知れない。6割強の森林が広がり瑞穂(みずほ)の国の日本である。稲が多く実る豊葦原千五百秋水穂国(とよあしはらの ちいおあきのみずほのくに)だ。日本の風土にあわせて良く耕し収穫し生きていく。江戸のからくり人形は現代の工業である。この二つを追い求めていくことで日本が望ましい姿になる。スイスの人口は860万人である。このうち1割は出稼ぎ労働者である。ドイツの人口は8,300万人、イタリアの人口は6,000万人。日本の人口7,000万人の状態に驚くことはない。戦後間もないころには7,000万人ほどであり、明治維新直後には3,000万人を超えるくらいであった。
贅沢はしなくてよい。何とか食べられて心やすけく健康に暮らせる日本であればよい。日本の風土に似合うのは農業と漁業が振興し、工業がそれなりに賑わう状態である。農業分野での機械の使用は大きく進んでいる。上高地の観光は日本の自然に人々が魅了されることで成り立つ。大阪城の景観、東京の皇居周辺の景観は豊臣秀吉と徳川家康がつくりだしたものだ。京都御所の景観はお公家さんたちが一役買ってつくりだされた。観光日本は自然風土と日本の歴史があってのことだ。
(執筆 横田俊英 計量計測データバンク編集員)(2021年4月25日 記)
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