私の履歴書 高徳芳忠(たかとく・よしただ) |
私の履歴書 高徳芳忠(たかとく・よしただ)(日本計量新報デジタル版)
神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録 -その11- 西宮での高校生活
2・3年生の担任は英語教師である「英語は丸覚えなり」と指導され、これに従って何とか様になった
西宮での高校生活
苦手な英語も克服
幸いにして、県立西宮高校では2年生、3年生とも担任が英語の先生であり、親切にまた粘り強く「英語は丸覚えなり」と指導して下さった。また家では英語好きの姉がいて、山崎貞の『新々英文解釈研究』や佐々木高政の『英文構成法』が良いので是非最初から最後までマスターするようにと教えてくれたので、それを繰り返し読み、それなりの実力を得たと思っている。
生来、私は関心のあるもの、面白いものには興じるが、そうでないものには、親が言ったから、先生が言ったからではさっぱりその気にならないところがある。国語・漢文の勉強がそれで、受験の必須科目ゆえに勉強をせねばならぬというだけでは、さっぱり熱が入らない。
浪人時代、予備校での古文が「源氏物語」でまたその先生が、平安時代の文化・風習にめっぽう明るい方であった。そこで初めて古文が面白くなったことを覚えている。
そんな訳で、高校時代はついに国語・漢文は苦手のままに終わった。
(つづく)
私の履歴書 高徳芳忠(たかとく・よしただ)(日本計量新報デジタル版)
神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録 -その11- 西宮での高校生活
2・3年生の担任は英語教師である「英語は丸覚えなり」と指導され、これに従って何とか様になった