水と空気を計るのも計量だ 原発事故は水と空気を奪った
Measurement is also used to measure water and air, but the nuclear power plant accident took away this
タービンを回すことによって発電するのが水力、火力、原子力の発電方式である。水力は水の落下エネルギーを利用する。水を沸騰させてその力でタービンを回すのが火力発電と原子力発電である。原子力発電とは湯沸器としてだけ機能する。原子力燃料となる燃えるウランの埋蔵量は石炭、石油、液化天然ガスの埋蔵量に比べれば極小である。ウランを燃やして取り出したプルトニウムを核燃料としてリサイクルするためのもんじゅ計画は巨額の費用をつぎ込んだうえで挫折した。小さな原子炉が叫ばれているが、これにしても乏しい資源のウランに頼るものであり、核廃棄物はこれまでどおりでてくる。

水と空気を計るのも計量だ 原発事故は水と空気を奪った
水と空気を計るのも計量だ 原発事故は水と空気を奪った
計量計測のエッセー 
水と空気を計るのも計量だ 原発事故は水と空気を奪った

志賀原発の入口誘導路。二本の煙突は原子炉を示す。二つある原子炉のうちの一つ、第二原子炉では1月1日に震度5強、240ガルの揺れがあったと1月12日ころまでは志賀原発の広報に掲載されていた。が、その後に削除された。高速回転するタービンは1000分の1の傾きが生じると運転できない。1号機は老朽のため廃炉。2号機は地震による被害のため運転再開は不能というのが専門家の見方である。地震による揺れで損傷しているうえ、再度の大地震が警戒されるからだ。志賀原発は4mほど防潮堤が隆起した鹿磯漁港とさほどの距離はない。撮影のためにNHKでさえ建屋入り口に通されることはない。監視カメラが作動していて人は絶対に入れない。志賀原発の所在地は石川県羽咋郡志賀町赤住1。

(タイトル)

水と空気を計るのも計量だ 原発事故は水と空気を奪った

(本文)

 令和6年能登半島地震が起きて3カ月が経過した。4月になれば水道施設が復旧するだろうという見通しは外れた。原因は大激震地の輪島市、珠洲市、能都町など、これらの地域の宿泊施設が震災で休業しているために、最再直近の氷見市や金沢市との行き来しなければならないことによる。本紙では地震直後に七尾市の山あいの宿が被災を免れて二組だけの宿泊で運営していたために取材がはかどった。宿泊した一組は国土地理院の現地測量隊であった。このときは1月20日からの二日間である。

 被災状況の取材では家屋の倒壊など激しい被害のもようの写真は意識して避けることにした。そうでなくても輪島市などでは中心街の路上の向こうにカメラを向ければ破壊の激しさがレンズに飛び込んでくる。沈んだり半折れしたりビルの下敷きになった信号機がその状態で機能していた。本紙は隆起した日本海側の海岸線と津波襲来に注視した。ともに志賀町にある北陸電力志賀原子力発電所に密接に関連している。志賀原発には4mの津波が押し寄せたことがわかっている。原子炉の直下で4mの地盤の隆起と大震動が起これば原子炉は暴走する。運転していないことが幸いした。

 タービンを回すことによって発電するのが水力、火力、原子力の発電方式である。水力は水の落下エネルギーを利用する。水を沸騰させてその力でタービンを回すのが火力発電と原子力発電である。タービンの先にはコイルを幾重にも巻いた発電機が取り付けられている。原子力発電とは湯沸器としてだけ機能する。原子力の燃料となる燃えるウランの埋蔵量は石炭、石油、液化天然ガスの埋蔵量に比べれば極小である。ウランを燃やして取り出したプルトニウムを核燃料としてリサイクルするための「もんじゅ計画」は巨額の費用をつぎ込んだうえで挫折した。小さな原子炉が叫ばれているが、これにしても乏しい資源のウランに頼るものであり、核廃棄物はこれまでどおりでてくる。

 1970年日本の人々は原子力に夢を抱いていた。親しくしていた富山県の計量士は子供が国営の原子力発電所の職員になったと誇らしく語った。今は大学の原子力工学に人が集まらないために、在野の関係者を入学させている。湯を沸かして蒸気を発生させるための装置である原子炉に夢を託す者がいなくなった。

 空気と水。東京電力福島第一原子力発電所の事故で日本中の大気中に大量の死の灰がまき散らされ、原子炉実験所における放射線規制を超える汚染が広がった。息を吸えば死の灰が肺に舞い込む。事故現場周囲の地域は農業をすることができないので日本国は永遠の領土を失った。山に降る雨の水を事故現場周辺では飲むことができない。土壌にしみ込んだ核廃棄物を溶かしこんだ水を長年飲んときにどうなうるか。チェルノブイリが結果を物語る。汚染水の海洋投棄については十分な知見はもっていない。

 日本人の生活に上下水道の生活用水は不可欠であり、東京都の資料では風呂と便所の利用が生活用水の半分を占めている。上水道には水道メーターが付いている。電力の使用量を電力量計が記録する。ガスメータも同じ。ガソリン計量器、灯油の計量器もある。これらはすべて計量法の規定によって検定された器物である。商店などで取引などに使われる質量計(ハカリ)もこれに加わる。

 生活関連の検定を要するこれら特定計量器に対して法律は2024年6月30までの権利利益の満了日を延長する措置をした。関連記事を本紙では別面に詳しく載せている。

2024-04-09-the-nuclear-power-plant-accident-robbed-us-of-water-and-air-

[資料]

能登大地震-その3-志賀原発と4m隆起の鹿磯の堤防 (計量計測データバンク)

計量計測データバンク ニュースの窓-102-日本の原子力発電の現状と二酸化炭素の排出そして地球温暖化の問題の所在

計量計測データバンク ニュースの窓-21-大地震発生の仕組み、山体崩壊、岩屑なだれ、ほか

計量計測データバンク ニュースの窓-47-地震 津波 活断層 プレート移動

計量計測データバンク ニュースの窓-137-令和6年能登半島地震による被害状況等について(令和6年2月8日14:00現在)政府非常災害対策本部(bousai.go.jp)(計量計測データバンク編集部による抜粋情報)

計量計測データバンク ニュースの窓-154-国土地理院 令和6年能登半島地震 現地緊急測量(2024年1月20日~21日)の結果

計量計測データバンク ニュースの窓-155-プレートテクトニクスとそのメカニズム

計量計測データバンク ニュースの窓-21-大地震発生の仕組み、山体崩壊、岩屑なだれ、ほか

計量計測データバンク ニュースの窓-157-原発と能登半島地震と和歌山毒カレー事件ほか

計量計測データバンク ニュースの窓-158-小出裕章氏と 森重晴雄氏が能登半島地震と志賀原子力発電所を語る2024年01月19日西谷文和路上のラジオ

計量計測データバンク ニュースの窓-159-古賀茂明氏 原子力発電と電力会社と国の連結構造を語る(2024年01月23日ArcTimes)

計量計測データバンク ニュースの窓-165-質量 重力 全国の重力値 ジオイドとは

生活インフラとしての電気、ガス、水道のメーター

原子力発電所と電力会社と国のもたれあい
計量計測データバンク ニュースの窓-162-パソコンデータ消滅を免れるためにバックアップをしよう

亜ヒ酸をめぐる中井泉氏鑑定と河合潤氏の分析手法解析による結果の対立

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

砒素鑑定で計測値を100万倍して対数グラフで表示して似せる手法が使われた(犯罪の証拠とされた砒素鑑定の成否を検証する資料集)

和歌山毒カレー事件とその真相(犯罪の証拠とされた砒素鑑定の成否を検証する資料集)

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

能登大地震-その1-水道をはじめとするインフラの復旧と被災者救援 (計量計測データバンク)

【計量士の資格認定コース】概略図(PDF形式:62KB)PDFファイル(経済産業省)

計量士の国家試験 (計量士 (METI/経済産業省))

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数学と物理はできないという自己暗示から抜け出せば計量士国家試験は突破できる

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計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの

富士山より高かった八ヶ岳が崩壊すると泥流は甲府盆地の向こうまで流れた執筆 甲斐鐵太郞
韮崎と須玉に連なる丘の七里岩は八ヶ岳崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの跡だ


計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池


地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ

霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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