森と林と高原のホテル
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森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
プリツカー賞を受賞した山本理顕氏設計による熊本県営保田窪第一団地(1991年、熊本市中央区)
森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
6月15日(土)。名を知らないさまざまな虫がデッキに据えた椅子に寄ってくる。コーヒーカップにぽとり。スプーンでどける。
森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
高気圧圏に入り晴れ。パソコンを置いて宿の書斎から借りてきた文学全集並べる。
森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
インスタントコーヒーのコップを持ってデッキにでる。
空を仰げばミズナラの若葉が陽に空かされて緑のステンドグラスのように輝いている。
森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
6月15日、晴れ時々曇り。一日中テラスで陽の移ろいとシジュウカラの育雛を眺めていた。
陽がめぐるとミズナラの葉の陰影が移ろう。シジュウカラは雛に青虫を運び、糞を持ち出す。
森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
シジュウカラは雛に青虫を運ぶ。そして白い大きな糞を咥えて飛びたつ。これを終日繰り返す。
森と林と高原のホテル 甲斐鐵太郎
2024年3月5日に発表された「建築界のノーベル賞」のプリツカー賞を受賞したのは山本理顕氏。山本理顕(やまもと りけん、本名は「みちあき」、1945年(昭和20年)4月15日 - )は日本の建築家。工学院大学教授、横浜国立大学大学院教授を経て、2011年より日本大学大学院特任教授。2018年より2022年まで名古屋造形大学学長。2022年より東京芸術大学客員教授。中国・北京生まれ、神奈川県横浜市育ち。1964年関東学院中学校高等学校卒業。1968年日本大学理工学部建築学科卒業(小林文次研究室)。1971年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。
山本理顕氏は団地は人を閉じ込める場所として機能してきたと考える。「空間政治学」を提唱する原武史(はら たけし、1962年8月29日生れ)と共鳴する。 人間の自由は家の建築によって発展させることができる、とも。
プリツカー賞受賞に際して「世界的にも伝統的な住宅はコミュニティーと一緒に暮らすことを考えて作られてきましたが、近代化とともに個人のプライバシーが重要になり、それを守るために一軒ずつがばらばらの住宅が一般的になりました。私は建築のしかたによってはコミュニティーを大切にすると同時に個人や家族のプライバシーを大切にするような空間が実現できると考えていて、そういった建築を提案してきました。その点をプリツカー賞の審査員は非常に高く評価してくれたと思います」と述べる。
養老孟司氏は都市は人工物。都市には自然はない。都市化は人口を減少させる。森に出かけようと述べる。
6月15日にホテルに入り16日は一日、テラスにでてお日さまの移り行く様を眺めていた。東から日が昇り、西の空に沈む。晴れたこの日は夕日となった。お日さまの巡りは空に延びた葉の陰影の変化となる。木々の葉はそれぞれにお日さまを浴びるように生えている。空の木の葉は一様ではない。黒ずんで見え、光を空かして輝いて見え、この変化を続けている。夏至がまじかの森にある高原のホテル。西の空から雲が流れて一日が暮れる。
[資料]
山本理顕 - Wikipedia
「非常に誇りに思う」“建築界のノーベル賞”プリツカー賞受賞に建築家・山本理顕さん、喜び語る 日本人として9人目の快挙|TBS NEWS DIG (youtube.com)
プリツカー賞受賞の山本理顕さん 「喜ばれるものつくりたい」 涙ながら喜び語る(2024年3月8日) (youtube.com)
2024年のプリツカー賞に山本理顕。建築を通じたコミュニティの創出が評価|美術手帖 (bijutsutecho.com)
建築学研究所 山本理顕客員教授がプリツカー賞を受賞/お知らせ|神奈川大学 (kanagawa-u.ac.jp)
“建築界のノーベル賞” プリツカー賞に建築家 山本理顕さん | NHK | アメリカ
プリツカー賞受賞 建築家・山本理顕さん「地域全体を考える専門家に」 キャンパス設計 埼玉県立大で在校生らに講演:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
山本理顕氏に2024年プリツカー賞、9人目の日本人受賞者が誕生 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
東京藝術大学山本理顕連続講義2022「建築空間の哲学 建築は活動の舞台である」第4回「『1住宅=1家族』という思想」– 11/18 Fri. (youtube.com)
原武史 - Wikipedia
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[資料]
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1,009 回視聴 22 時間前にライブ配信。春の高山祭の屋台組「三番叟」「龍神台」「石橋台」の3台によるからくり奉納を生配信します。伝統を受け継ぐ綱方たちが人形に息を吹き込み見事な早変わりや華麗な演舞を披露します。
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旅行家甲斐鐵太郎の自然博物誌 (keiryou-keisoku.co.jp)
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