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官僚制度と計量の世界(12)
Bureaucracy and Metrology-12-

 昭和24年生れ 計量教習所修了後に千葉県(計量検定所)に奉職した男の公務員人生-その2-
Life of a metrological civil servant Part 2

目次 官僚制度と計量の世界 執筆 夏森龍之介

1982年(昭和57年)から1983年(昭和58年)の計量法関係では、
電気抵抗線式はかりのうち特定大型はかりが検定対象に追加


千葉県の計量行政の変遷 小さな計量史(2)

官僚制度と計量の世界(12) 執筆 夏森龍之介

(計量計測データバンク編集部)

官僚制度と計量の世界(12) 執筆 夏森龍之介

官僚制度と計量の世界(12) 執筆 夏森龍之介

(見出し)

官僚制度と計量の世界(12) 執筆 夏森龍之介

(本文)

昭和24年生れ 計量教習所修了後に千葉県(計量検定所)に奉職した男の公務員人生-その2-


釧路市の港湾部と空と海。釧路市の人口は155,311人、2024年8月31日の住民基本台帳人口。漁業ではスケソウダラ、マダラ、サンマ、イカは北海道有数の規模で、1991年まで13年連続で全国1位の水揚量を記録していた。しかし2000年以降は3位から12位の間を推移し、道内でも根室港に1位の座を明け渡すこともあった。。

1983年(昭和58年)の計量法改正で電気抵抗線式はかりのうち特定大型はかりが検定対象に追加

千葉県大型店協議会を通じて官民一体となって適正計量を実施


 計量普及事業で思い出がある。それは斎藤勝男所長の時代で1964年(昭和39年)に県内の百貨店や大規模スーパーを対象として「千葉県大型店協議会」が設立されていた。その事業の一環として会員店舗の店員教育を目的に所員2名組で営業終了後の午後7時ころから「計量講習会」のために足を運んだ。若い時だったから恥ずかしいやら終えた時には安堵した。

 大型店協議会の諸活動は、官民一体で適正計量を実施しようと具体的な行動施策が提案され実施していた。千葉県では、6月(中元期前)と11月(歳暮期前)の各1カ月間を「計量正確強調月間」と位置付け会員店舗全店に取り組みを依頼し、その月間中に会の理事と所員と巡回店舗の担当者の3人で1日3~4店舗巡回指導をおこなった。

ユニットプライシングなどのPR活動

 今の時代では、困難なものもあるとは思うが、1つは、「計量月間の懸垂幕・横断幕・立て看板等の掲出状況」、1つは、期間中にお客様への広報活動「計量に関する店内放送・計量催事(「重さ当てクイズ」など)の実施」、1つは、「計量月間中のリボンの配用」、1つは、「自主的量目検査の実施」、1つは、「ユニットプライシングのPR活動」その他計量教育活動等をチェックシートを用いて確認し、その年に会長および検定所長連名の表彰をおこなうなど適正計量事業を推進していた。会員は、最大の時で120店舗以上であった。後日談になるが、今の計量士活動の巡回検査の時に、店長や次長さんの年代の人から千葉県の計量指導は厳しかった打ち明けられた。

百貨店の催事場を借り上げる規模で実施した「くらしと計量展」

 消費者啓発向けの計量思想普及事業として、1979年(昭和54年)年まで実施したのは「商品計量競技大会」である。流通大型店で実際に計量をおこなっている人々による「正確さ、スピード、商品の扱い等」を競うことで計量意識、啓発を高めるという競技で12回を数えた。対面計量から事前計量に移行の時期だった。

 翌年、1980年(昭和55年)には、第1回の「くらしと計量展」へと変わった。当時の検査第2課長を中心に企画実施された。

 「くらしと計量展」は、実行委員会を立上げ県予算が付くなかでの実施でしたから百貨店などの大型店の催事場を借り上げる程の規模であった。企業の協賛も求めて11月の「計量月間」に実施し10年以上継続し、さらに1983年(昭和58年)からは6月の「計量月間」にもミニ計量展として第1回「計量なるほど展」を実施していた。県予算のカットによる自前実施に限界が来たことで、県単独スタイルの計量展は後退し、現在の県内市町村の実施する消費生活展に協賛する「計量コーナー」としてパネル展示とクイズ、100g重さ当てゲームなど消費者向けの啓蒙活動となった。

楽しかった一泊二日の職場の親睦旅行会

 このころ、1981年(昭和56年)に月1回の週休2日制の試行を経ながら土曜日の半ドンがその後、今のような全休になった。私は土曜日の午後は、貴重な交友の場として大いに活用していた。職場のイベントとしては、麻雀大会の企画、体力測定のまねごとだが保健センターのアドバイスを受けながらでしたが数回やった。

 一泊二日の親睦旅行会が楽しかった。ほとんどが大型バスを使ったユッタリ移動。車中に乗り込むや直ぐ缶ビールなどが配られ車内は宴会状態になっていた。今時は受け入れられないのかもしれない。

旅行先は北海道の札幌や函館にも

 旅行先としては静岡県の日本平から久能山・三保の松原、稲取温泉、熱海温泉から富士山、十国峠、土肥温泉、伊豆方面に行くことが多かった。福島県の会津方面、栃木県の鬼怒川温泉や川治温泉、群馬県の老神温泉、水上温泉や四万温泉、山梨県の石和温泉、神奈川県の湯河原温泉、目先を変えて地元房総方面も忘年会を兼ねたりして、東京都内観光も2、3回行った。

 高速道路の整備延長にともないけっこう遠方まで足をのばし、群馬県の草津温泉、長野県の昼神温泉、愛知県の西浦温泉、宮城県の作並温泉、岐阜県の飛騨高山、新潟県の月岡温泉、飛行機で北海道の小樽・札幌と函館方面と2回。いい時代だった。

電気抵抗線式はかりのうち特定大型はかりが検定対象に追加

 1982年(昭和57年)から1983年(昭和58年)の計量法関係では、特殊容器製造事業者の指定有効期間を3年から5年に延長、政省令改正で電磁はかりが計量器に追加、家庭用はかりを販売事業登録の対象計量器から削除、電気抵抗線式はかりのうち特定大型はかりが検定対象に追加、都市ガスメーターの有効期間が10年に延長、基準湿式ガスメーターで1回転が20L以下のものが知事検査に委譲などがあった。

 知事の権限となった基準器検査については、現在では検定・検査制度を維持するためにも検定所の重要な業務になっていると考える。

国際空港調査室、本庁工業課、検定所次長、つづいて検定所長として異動

 1984(昭和59)年の所長は、計量出身者ではなく国際空港調査室から本庁工業課を経て検定所次長として2年前からきていた人が昇格する。

 組織には、大きな変更はなく5課制、所員数も31か32名で推移。1983年(昭和58年)に通商産業省計量課が計量行政室に名称変更している。1984年(昭和59年)は、メートル条約加盟100周年の記念行事がおこなわれ、1985年(昭和60年)には、つくば科学万国博覧会が開催された。

 1987年(昭和62年)からの所長は、工業試験場から着任し、1990(平成2)年までの4年の在任期間であった。

 この時期の政省令の改正は、圧力の補助単位にヘクトパスカルを追加、巻尺等7器種を計量器から除外、直示天びんが検定を行わない計量器から除外、基準台はかりの一部を知事に委譲、日本国有鉄道の民営化(JR)にともない計量器使用事業場(現、適正計量管理事業所)の指定権限を知事に移行するといった内容であった。

千葉県計量検定所の組織は1988年ころがピークに

 1988年(昭和63年)に千葉県計量検定所の組織が変わる。検査課を検査第一課と検査第二課に分離し6課制になった。業務の分業化、専門化。その業務の内訳は次のようなこと。

 管理職は、所長、次長、総務課長で総務課は、予算の執行と庶務全般公用車(大型検査車有り)の専任運転手が2名配置されていた。検定第一課は、質量計、タクシーメーター、圧力計、血圧計、温度計、浮ひょう、体積計を除く計量器全般で検定第二課は、ガスメーター、水道メーター、ガソリン量器、液化石油ガスメーター等の体積計、検査第一課は、定期検査の小型質量計の集合検査と電気式はかりの巡回検査、検査第二課は、定期検査および計量証明検査の大型質量計、指導課は、立入検査全般と計量思想普及事業であった。

 この時代が計量行政の職員が一番多く事務量がピークだったようだ。私は、この時期は2度目の検査課で1990年(平成2年)までの3年間だが計量証明事業者指導と証明検査を担当していた。

 1989年(昭和64年、平成元年)は、昭和天皇が1月7日に崩御(88歳)、元号が平成に変わった。昭和天皇は日本国第124代。中国では天安門事件が起こり、ドイツではベルリンの壁崩壊があった。この年にわが国初めての消費税(3%)が導入された。

 計量法の政省令で消費税導入による手数料等の改正があり、電子体温計のJISが制定さている。この年の計量界では、計量研究所が保管している日本キログラム原器(No.6)が50年振りにパリにある国際度量衡局において、国際キログラム原器との比較校正がされた。

工業試験場、検定所次長そして所長に昇任する異動に

 1991年(平成3年)の所長は、計量出身者ではなく工業試験場から、検定所次長として1984年(昭和59年)から1986年(昭和61年)年までの3年間の経験者。所長としての在任期間は1992年(平成4年)までの2年であった。

 計量法の政省令の改正があり、内容は石油ガスメーターの有効期間の延長、アネロイド型血圧計の技術基準の改正など。、中央では「近代計量制度百年記念」の行事が催された。

1992年(平成4年)5月20日に「新計量法」が公布

 1992年(平成4年)5月20日に、「新計量法」が公布された。国際化・技術革新への対応及び消費者利益の確保の視点から抜本的に改正された。その柱としては、国際単位系(SI単位)の採用、計量標準供給制度の導入、指定製造事業者制度の創設など。

 計量出身者の藤代渡氏が本庁主管課から戻って、1993年(平成5年)のとなる。1年の在任期間であった。

計量記念日が6月7日から11月1日に変わる

 この年は、前年に公布された「新計量法」が11月1日に施行されましたことから、11月1日が現在の計量記念日となっった。それまでの計量記念日は、6月7日である。旧計量法(1951年(昭和26年)法律第207号)の公布の日であった。

 ほかでは、機械電子検査検定協会が日本品質保証機構(JQA)に名称変更。

指定製造事業者審査特別教習第1期生38名のなかに藤田益司氏

 この時期の私は、3度目の検定第二課に異動し1年で翌1994年(平成6年)には検定第一課へ異動、組織が新計量法に対応をする動きによるものであったのかどうかはわからない。

 当時の江波戸次長に指定製造事業者審査特別教習に行くように指示された。千葉県からは、先輩の塚本祐司さんと2人であった。

 この教習は今後、都道府県が指定製造事業者の審査の際の検査員を養成するための教習として位置付けられ全国から38名の参加があった。2週間という短期間の教習。これまでの計量行政では経験していない知識・情報であり、正直難しい内容ばかりであった。

 第1期生は、各都道府県から派遣されたのは中堅以上の計量公務員であった。修了後は全国に人脈と情報網ができた。私自身の計量行政に対する見方が大きく変わり、目から鱗が落ちるようであった。この教習中に同室になったのが埼玉県の藤田益司氏であり、その後も御指導と親交を続けさせてもらっている。

官僚制度と計量の世界(12) 執筆 夏森龍之介

2024-09-23-11-life-of-a-metrological-civil-servant-part-1-

目次 官僚制度と計量の世界 執筆 夏森龍之介


官僚制度と計量の世界(12) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(11) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(10) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(9) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(8) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(7) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(6) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(5) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(4) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(3) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(2) 執筆 夏森龍之介
官僚制度と計量の世界(1) 執筆 夏森龍之介


[以下は覚書]

通産官僚と大分県知事

地方公務員齋藤勝男

地方公務員吉田としお

製鉄会社の計量技術者二人

夜学から大学へ 石川島播磨の男

工業技術院から変わった研究組織はトップを公募として民間の大企業経営者を
据えるようになった。

ほか

[資料]国立研究開発法人産業技術総合研究所:役員および執行体制 (aist.go.jp)
https://www.aist.go.jp/aist_j/information/organization/director/director_main.html


指揮幕僚課程 CGS | 戦車兵のブログ (ameblo.jp)
埼玉県計量協会会報2019年7月号
http://www.saikeikyou.or.jp/custom_contents/cms/linkfile/kyoukaihou-13.pdf
特別寄稿 放射線測定に関する資料を渉猟 日本計量新報 編集部 横田 俊英1)放射線被害を低く見積もらず、放射線測定器の特定計量器化で警鐘を
石島徹前事務局長退任の挨拶
平成25年から6年間、皆様方には大変お世話になりました。令和元年5月31日に退職いたしました。今後の埼玉県計量協会の発展と皆様のご多幸をご祈念いたします。
(古賀茂明と前川喜平と国家公務員試験)日本の有名企業
の採用内容を国家公務員一般職(旧Ⅱ種)試験が映し出す
私の履歴書/高徳芳忠 (keiryou-keisoku.co.jp)
日本の国家公務員の機構を旧日本軍の将校機構(士官学校、兵学校、陸軍大学、海軍大学)と対比する
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品質工学の考え方 計量士 阿知波正之
行政の継続性の確保と地方計量行政の在り方
【計量士の資格認定コース】概略図(PDF形式:62KB)PDFファイル(経済産業省)

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計量士になる 計量士国家試験合格のための学習図書と講習会特集

数学と物理はできないという自己暗示から抜け出せば計量士国家試験は突破できる

人の言葉の基(もとい)は教養である
産総研:採用情報 (aist.go.jp)
2024/2/19 2025年卒修士卒研究職の募集を開始しました。【終了しました】
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田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

品質工学や計量管理の技術を言葉で解き明かすことを課題とする(計量計測データバンク編集部)

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現代日本の自衛隊とその階級と出世事情
長島安治 大正15年生れ 昭和18年陸軍予科士官学校入校 陸士とは別に航空士官学校が創設された、ここに入校。
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解説 国家公務員の中途採用試験の現状(計量計測データバンク編集部)
私の履歴書 安斎正一 目次
古賀茂明、前川喜平の国家公務員としての経歴
私の履歴書 高徳芳忠 神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録(日本計量新報デジタル版)
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私の履歴書 齊藤勝夫(元千葉県計量検定所長、元流山市助役)(日本計量新報デジタル版)
前川喜平 - Wikipedia
私の履歴書 蓑輪善藏 目次 大正14年に生まれ、37年間を計量国家公務員として働いた男の記録
古賀茂明、前川喜平の国家公務員としての経歴
私の履歴書/吉田俊夫 (keiryou-keisoku.co.jp)
横田英史の読書コーナー (eis-japan.com)

電力改革については、発送電分離が有力な選択肢という立場をとる。古賀茂明のベストセラー。

日本中枢の崩壊 古賀茂明、講談社、p.386、¥1680 2011.9.15

 現役官僚が民主党政権の国家公務員制度改革などを批判したこと
で話題を呼んだ、古賀茂明のベストセラー。雑誌論文や国会証言などで政権批判を行ったため経済産業省大臣官房付という閑職に追いやられた。その後も現役官僚の肩書きで政権批判を続けていたが、9月22日付で辞表を提出したようだ。本書は“現役官僚”が徹底的に政権を批判している点で見るべきところはあるものの、内容自体は他の民主党政権批判や官僚批判と大きく異なってる訳ではない。政官界の問題について頭を整理するときに役立つといったところが、本書の評価として妥当なところだろう。
 筆者が力点を入れて論じるのが国家公務員制度改革。自民党政権時に渡辺喜美・行政改革担当大臣がどのように改正させたか、成立までの紆余曲折、成立後の官僚の抵抗などを詳述している。自民党への失望が大きかっただけに、民主党にいる政権交代に筆者は期待する。期待はすぐに失望に変わる。期待が高かっただけ、その反動は大きかったといえる。
 さすがに現役官僚だけに、官僚機構についての記述は詳細だ。天下りの仕組み、官僚が駆使する騙しのテクニック、大企業との癒着など、自らの体験を踏まえ紹介する。

 「経済学に人間の心を持ち込みたい」という経済学者・宇沢弘文が自らの人生哲学を開陳した書。現在の貧困を解決するキーワードとしての社会的共通資本を紹介するとともに、ミルトン・フリードマン流の市場原理主義を徹底的に批判している。リベラルな論客としての宇沢の考え方がよく分かる。本書は2003年に刊行された「経済学と人間の心」に、二つの未公表講演録と池上彰の解説を追加した新装版である。池上の解説がコンパクトでよく出来ている。
 第1部「市場原理主義の末路」は経済倶楽部での2本の講演で構成する。2009年の「社会的資本と市場原理」と2010年の「平成大恐慌~パックス・アメリカーナの崩壊の始まりか」である。質疑応答も収録しており、新自由主義や市場原理主義に対する宇沢のスタンスだけではなく、人柄が伝わってくる。もし東日本大震災や原子力発電所の事故後に宇沢が講演していれば、どういった内容になったのか興味のあるところだ。第2部以降は、思想や歴史観、官僚観、教育観を宇沢自らが語るエッセイである。右傾化する日本への危惧、60年代のアメリカ、学の場の再生、地球環境問題への視座という構成をとる。

計量計測トレーサビリティのデータベース(サブタイトル 日本の計量計測とトレーサビリティ)
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